住めば都

先日、先輩のお見舞いに埼玉のある都市を訪れた。
待ち合わせの時間まで少々時間があったため、少し近辺を散策してみた。人が少ないためかさびれて見える。駅前の商店街もぱっとしない。先輩に失礼とは思いながらも、「こんなところには住みたくないなー」と思ってしまった。
しかしよくよく考えてみれば僕の故郷はこれに輪をかけた田舎である。初めて訪れる人は間違いなくさびれた印象を受けるだろう。でも僕はたまに帰ってみてもさびれた印象は受けず、「のんびりしたいいとこだなー」と感じる。人の印象なんて勝手なものだ。
と考えると、きっとこの町も長く住んでいれば住みやすい、良い町なんだろう。